経理指導で税理士が行ってくれること
顧問税理士を検討した場合、税理士が経理指導を行ってくれるかどうかは、今後の会社の経理部門の人材育成などに関わってくる問題です。
今回は経理指導で税理士が行ってくれることについて解説します。
税理士から受けられる経理指導とは?
税理士は、会社の税務や会計に関する専門家です。
税務顧問として契約した場合、日々の経理業務から決算申告まで、幅広くサポートしてくれます。
税理士から受けられる経理指導は、単に帳簿付けを代行してもらうだけでなく、経理業務を自社で行うためのノウハウを学ぶ機会にもなります。
特に、創業間もない会社や、経理の専門知識を持つ人材がいない会社にとって、税理士の経理指導は、会社の成長を支える上で非常に重要です。
仕分けや記帳の方法
税理士は、日々の取引を帳簿に記録する「仕分け」や「記帳」の方法について指導してくれます。
経理の専門知識がない場合、どの取引がどの勘定科目に該当するのか判断に迷うことが多くあります。
税理士は、正しい仕分けの方法や、勘定科目の使い方について、具体的に指導してくれます。
これにより、自社で正確な帳簿を作成できるようになり、決算申告の際にスムーズに手続きを進めることができます。
また、税務署から指摘を受けないように、正しい記帳のルールを身につけることができます。
会計ソフトの使い方
現在、多くの会社が会計ソフトを利用して経理業務を行っています。
しかし、会計ソフトは機能が多岐にわたるため、使いこなすにはある程度の知識が必要です。
税理士は、会計ソフトの導入から、日々の入力方法、便利な機能の使い方まで、幅広く指導してくれます。
また、会計ソフトに入力されたデータが正しいかを確認し、不備があれば修正のアドバイスもしてくれます。
預金残高などの合わせ方
預金通帳の残高と、会計ソフトに記録された残高が一致しない場合、どこかでミスが起きている可能性があります。
税理士は、このようなミスを特定し、どのように修正すれば良いかを指導してくれます。
預金残高を合わせる作業は、経理業務の中でも非常に重要な作業であり、この作業を正確に行うことで、会社の財務状況を常に正確に把握できます。
税理士は、預金残高と帳簿残高を合わせる方法を指導し、会社の経理担当者が、正確な会計処理を行えるようサポートします。
まとめ
今回は、経理指導で税理士が行ってくれることについて解説しました。
税理士は、経営者の女房役と呼ばれているほど税務や経営など、会社のさまざまな問題のサポートをできる存在です。
特に、設立間もない会社は人材が足りなかったり、経理をどうすればいいのかわからなかったりということも少なくありません。
そんなときには、税理士に相談することを検討してみてください。
